るー君日記

第1話 作 長月
私は今、空を飛んでいる。
綺麗な月夜。
身体に受ける風が気持ちいい。

試しに空中で宙返りをしてみる。
風の音とともに、空と地面が逆転する!

あ〜、楽しい。
空を飛ぶのがこんなに楽しいものだったなんて、知らなかった。
この前遊園地で乗ったジェットコースターの、何十倍も楽しい。

あっ、学校が見える。ちょっと行ってみよう。
・・・へ〜、屋上って、こんな風になってたんだ。

じゃあ今度は、あの雲の中に入ってみよう。

ぼふっ!

うわー、ふっかふかだぁ〜!
摘みたての綿のような柔らかさと適度な弾力性が、何ともいえない。
どんなに高級な羽毛布団も、これにはかなわないだろう。

それじゃあ次は、もっと上の方まで行ってみよう!

私は思う存分、空中散歩を満喫していた。・・・パジャマ姿で。



私の名前は藤咲英子。
近くの大学に通う、平凡な女子大生だ。

その女子大生が、なぜこんな夜更けに空を飛んでいるのかというと・・・、実は私にもわからない。

今夜はなかなか寝付けなくて、私は気晴らしに、ベランダで星を見ていた。
星を見ていたら、なんだかすごく、その・・・、空を飛びたくなってきたのだ。
飛びたいなぁ、飛べないかなぁ、と思っているうちに、今度はだんだん飛べそうな気がしてきた。
試しにジャンプした瞬間、私の身体は、ふわふわと宙に浮いていた。
喜んだ私は、すぐに空に飛び出すと、こころゆくまま「飛ぶ」という行為を楽しみ、今もこうして浮かんでいるわけだが・・・

さてと、色々楽しんだし、そろそろ帰ろうかな。
さんざん飛び回って、少し疲れてきた私は、自分の部屋に帰ることにした。

ベランダに降りて、窓から部屋に入る。
あ、窓開けっぱなしだった。ちょっと不用心だったかな。
ま、いっか。ここ6階だし。

・・・ん?

部屋に知らない男の子がいる。

あれっ?帰る部屋、まちがえちゃったかな?
でも部屋の家具や内装は、確かに私の部屋のものだし・・・。

それにしても、かわいい男の子だ。
まるで女の子の様な、中性的な顔立ち。
私でも余裕で勝ててしまいそうな、華奢な身体。
見ていると、思わず抱きしめたくなってくる。

男の子は床に正座して、そのつぶらな瞳でこっちを見ている。
私には心なしか、緊張している様に見えた。

「あっ、あのっ!」

男の子が突然、私に話しかけてきた。

「お、お願いです。あなたの、・・・あなたの精をください!」

「・・・えっ?!」

セイってなんだ?

「あの〜、キミ・・・だれ?」

「ご、ごめんなさい。僕、夢魔なんです。」

「ムマ?」

「はい。あの、人の夢の中に入って、精を吸わせてもらってるんです。」

「っていうと、もしかしてムマって、あの、サッキュバスとかインキュバスとか、ゲームにたまにでてくる、あの夢魔?」

・・・私は、結構ファンタジーものが好きなのだ。

「ゲームは知らないですけど・・・、そうです。インキュバスです。」

えーーっとぉ・・・、嘘を言ってるようには見えないけど、・・・大丈夫かな?この子。

「それで、あなたの夢に入らせてもらって・・・」

「ちょ、ちょっとまって。これ・・・夢?」

「ええ、そうですけど・・・」

男の子はきょとんとした表情で、こっちを見ている。

これが・・・夢?
私は試しに、自分のほっぺをつねってみた。

むぎゅっ。

・・・痛くない!
っていうことはこれ、ほんとに夢!?

そうか、夢だったのか。そういえば確かに、人間が空を飛べるはずないもんなぁ。
ということは、この子も本当に夢魔なんだろうか。
でも、それも私が作った夢だという可能性もある。
だけど、その夢に入るのが夢魔なんだし・・・・・
あー、どっちなんだろ〜〜!

「そっ、それで!」

「はっ、はい!」

あっ、この子のこと忘れてた。
考えはじめると他のことが頭に入らなくなるのは、私の悪い癖だ。

「人間界に来てから3日間、なんにも食べてなくて・・・」

「えっ?それまではどうしてたの?」

「今までは、魔界にいて、お母さんが集めてきた精をもらってたから・・・
だけど、『あなたももう一人前になったんだから、一人で精を集めてみなさい』って、言われて、精をもらうまでは、おうちに入れてくれなくて・・・」

「そうなんだ・・・」

「で、人間界に来たんですけど、どうしたらいいか、分からなくって・・・
人間とお話ししたことなんてないし・・・怖いし・・・イヤって言われたら、どうしようって思って、なかなか夢に入れなくって・・・」

男の子は、だんだん涙目になってきた。

「でも、お腹はすいてきたし、このままじゃダメだと思って、勇気を出して夢に入ってみたんです。」

男の子は懸命に泣くのを我慢している。

「それが私?」

「そうなんです。でも、どこにいるか分からなくって、ここで待ってたんです。」

そうか、三日間も・・・。
確かに男の子の顔は、少しやつれている様に見える。
すぐにでも精を吸わせてあげたい。

でも、夢魔に精を吸われて、死んじゃったりしないのかな?某ダンジョンRPGとかだとレベルドレインとかしてたし・・・。

「あの、精を吸われて、身体とか大丈夫?その、寿命とか縮んじゃったりしない?」

「えっと、たぶん、大丈夫だと思います。『夢魔は人間の生命力じゃなくて、人間が感じる快感を吸って生きているの』って、お母さんが言ってましたから。」

快感・・・、快感かぁ。
そういえば夢魔が精を吸うのって、確かえっちしないといけないんじゃなかったっけ?
ってことは、これからこの子とえっちするの?・・・・・私が?!

自慢じゃないが、私は今までキスはおろか、男性とつきあったことすらない。
当然えっちをしたことなんて、あるはずもない。

ど、どど、どうしよう!
こんなこと初めてだし、急にこんなことになっちゃって、
だって、こ、こんなかわいい子と、そんな、心の準備が・・・。

「あの、やっぱりイヤですよね。こんな事お願いして、本当にごめんなさい。僕、やっぱり出ていきます。」

男の子は辛そうな表情を隠し、私に向かって微笑んだ。

「で、出ていくって、他に行くとこあるの?」

「大丈夫です、さがしますから・・・。おじゃましました。」

そう言うと男の子は、窓に向かってふらふらと歩き出す。
なんだか、今にも倒れそうだ。
とてもじゃないけど、これからまた新しい人を捜すなんてできそうもない。

「ちょっと待って!」

男の子がこちらを振り向く。

「私、イヤなんて一言も言ってないよ。」

これは夢なんだ。実際にするわけじゃない。
それに、こんな辛そうな姿、もう見てらんないよ。

「えっ?じゃ、じゃあ・・・」

「いいよ。すっ・・・吸わせてあげるよ。」

真っ赤になりながら私が言うと・・・

「あ、ありがとうございます。ぐすっ、人に、こんなに親切にされたの、ひっく、初めてです!」

男の子はとうとう泣いてしまった。

「さあ、おなか空いてるんでしょ?はっ、早く吸いなよ・・・。」

「あっ、あの、じゃあ、・・・いただきます。」

男の子は私の肩に手を置くと、徐々に顔を近づけてくる。
私は目を閉じた。

ちゅっ・・・。

くちびるが触れた瞬間、身体に電気が走った。
全身が総毛立つ。

キスって、こんなに気持ちいいものだったのか?

ドクッドクッドクッドクッ。
自分の鼓動が聞こえる。

5秒くらいだろうか。
男の子は顔を離した。
唇だけの、ごく軽いキス。でも私は感じてしまった。

他の人も、キスをするとこんなに感じになるのだろうか。
もしかしたら、この子の夢魔の力がそうさせるのかもしれない。

ああ、キスだけでこんなに感じてしまった私は、これからどうなってしまうんだろう・・・。

期待と、不安。
男の子が口を開く。
私は再び襲ってくるであろう快感に備えた。

「ごちそうさまでした。」

・・・・・えっ?

「あっ、あの、これで終わり?」

「はい。ほんとにありがとうございました。」

「キ、キスだけでいいの?・・・てゆーか、えーっと、あの、えっ、え・・・えっちとか、その・・・・・もっとしなくてもいいの?」

そう言ったとたん、男の子の顔が真っ赤になる。

「あっ、あのっ、学校の授業ではやるんですけど、ぼっ、僕、授業を聞いてると、恥ずかしくていつも倒れちゃって、みんなはもっと先に進んでるんですけど、僕だけ落ちこぼれちゃって、その、まだやり方とか分からないんです・・・・・。」

なんと!夢魔の世界にも学校があったとは。

「それに、そんな初対面の、今日あったばっかりの僕なんかに、あの、その、イヤでしょうし・・・。」

「でもっ!あれだけで、もういいの?もうおなかいっぱいになったの?」

なにを言ってるんだ私は。これじゃまるで・・・。

「おなかいっぱいってわけじゃないですけど・・・、でも空腹はだいぶ治まりましたし、あと3日くらいは何とか持ちますから・・・。」

「そ、そうなんだ・・・。」

「あの、本当にありがとうございました。」

だめだ。どうしてもこの子にこのまま行ってもらいたくない。
このままじゃ、この子が行っちゃう。
・・・もう、ガマンできない!

ずるいよ・・・。」

「えっ?」

「ずるいよ!勝手に私をこんなにして、このまま行っちゃうなんて。せっ、責任とってよ!」

男の子は訳が分からずおろおろしている。

「どうしていいか分かんないんだったら・・・・・・私が教えてあげるよ!!」

私は男の子を、無理やりベッドに押し倒し、強引に唇を奪った。

「うわっ!うむぅっ!」

えーっとぉ・・・し、舌を入れるんだよね・・・・。

彼氏イナイ歴19年の私だが、いやそれ故に、友人のえっちな話とかを聞いたりすると、どうしても代償行為が必要になって・・・・。
その代償行為に必要なものを探したり見たりしているうちに、結果として知識だけなら友人達にもひけをとらないようになってしまったのだ。

・・・インターネットって便利だねっ!

「く、くち、あけて・・・。」

くちびるをいったん離して、私が言う。

「はっ、はい・・・。」

男の子は素直に、少し口を開ける。そして・・・

「んっ!」

私は再び男の子に唇を奪うと、ゆっくりと舌を入れてゆく。

私の舌と男の子の舌が触れる。
触れた瞬間、男の子は驚いたのかビクっと引っこめてしまった。
だが私がもっと接触を求めるように舌を追っていくと、男の子はそれ以上逃げることなく、たどたどしいながらも私の動きに応じる。

くちゅっ、くちゅっ、ちゅるっ・・・。

静かな部屋に、互いの唇をむさぼりあう音だけがやけに大きく聞こえる。

「ねえ。」

いったん口を離し、私が言う。

「名前、まだ聞いてなかった・・・」

「ル、ルークスです・・・。」

「そうか・・・。じゃあ、るー君だね。」

「あの、お姉さんの名前は?」

「私は英子。藤咲英子だよ。」

「英子・・・さん。」

「るー君・・・。」

私たちは、再び唇を重ねた。
今度はるー君も驚くことなく、自分から舌を絡めてくる。

すごく滑らかな舌。
気持ちいいなんてもんじゃない。

るー君を抱く腕には鳥肌が立ってるし、背筋はさっきからゾクゾクしっぱなしだ。
何で口の中だけのことで、全身に快感を感じるんだろう。
この快感にだんだん絶えられなくなってきた私は、唇から少しずつほほへ、そして耳へと唇を移動させていく。

ああ、柔らかそうな耳たぶ。
食べてしまいたくなる。

ぱくっ!

「んっ!」

耳たぶを口に含むと、るー君がビクッと反応する。
そんな反応をもっと見たくて、私は耳たぶを口に含んだまま、舌を動かす。

薄いのに、なんてやわらかいんだろう。
すごく・・・おいしい。

「んっ、あっ、え、英子さん、くすぐったいです・・・。」

そんな事言われても・・・、もう、止まんないよ。
私はかまわず、舌を動かしつづけた。

「んっ、うん、あっ、うぁ・・・」

るー君は必死で声を出すのを我慢しているが、それでも耐え切れずに声を出してしまう。
舌を動かすたびに反応する姿を見ると、なんだか楽しくなってきてしまう。

「声、我慢しなくていいんだよ。もっとるー君の声、聞かせて。」

そう言うと私は、今度はその下にある細い首筋に口付ける。

「ふあぁぁっ。」

思わず首をすくませようとするるー君。
でも私の頭が邪魔をして、すくませることができない。
私は首筋にキスの嵐を降らせる。

「ひゃっ、ふあぁっ!ふうぅん・・・」

それでもるー君は指を口にくわえて、声をガマンしている。

もうっ!私はるー君の声が聞きたいのに。
そっちがそのつもりなら、声がガマンできなくなるくらいに感じさせてあげるよ。

私は十分に濡らした舌で、るー君の首筋を舐め上げた。

「ひあぁぁぁぁっ!」

るー君の体が震える。
そう、これが聞きたかったんだ。

私はもっと声を聞くために、何度も何度も首を攻める。

「ふあぁっ、え、英子さんっ、ひぁっ、だめですっ、や、やめ・・・うあぁっ!」

「るー君、私にされるの、イヤ?」

少し悲しそうな声で聞く。

「い、いやじゃないですっ!でも、このままじゃ、変になっちゃいます・・・。」

「そう、よかった・・・。」

私はもう一度、るー君に軽くキスをする。

「るー君、服、脱がしてもいい・・・?」

「だっ、だめです!恥ずかしいです!」

「大丈夫だよ。大丈夫だから・・・。」

なにが大丈夫なんだろう。
もう頭が回らない。

私はるー君のシャツに手をかけると、上から1つずつボタンを外していく。
るー君は恥ずかしがりながらも、黙って見ている。

ぱさっ。

最後のボタンを外したとき、るー君の胸がはだける。

「あっ!」

るー君はとっさに、身体を両腕で隠そうとする。

・・・男の子でも、恥ずかしいのかな?
でも私、るー君の身体、見たいよ。

「ダメだよ、隠しちゃ。もっとよく見せて。」

私はるー君の腕を優しくつかむと、ゆっくりと持ち上げる。
・・・抵抗はしない。

「きれいな身体。」

・・・普通は男の人が言うセリフだと思う。

でも、ほんとに綺麗な身体だ。
窓から降り注ぐ月明かりに照らされて白く浮かび上がったるー君の肌は、まるで白磁ようだ。
私はその綺麗な身体に顔を近づけ、薄い胸板にキスをする。

「あぁっ!」

傷一つない、すべすべした肌。
キスしているこっちが気持ち良くなってしまう。

ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。

「あっ、あぁっ、ふあぁっ。」

私が口づけるたびに、るー君は声を出す。
そして、その度に身体がビクビクと痙攣する。
その滑らかな肌の中で、2つだけ盛り上がっている突起の片方に、私はキスをした。

「ひゃっ、そっ、そこはダメで・・・ふわぁっ!」

私は口を離さず、唇でその突起を愛撫する。
そしてそのまま口に含むと、今度は乳首に吸い付いた。

「ひあぁぁっ!ほ、ほんとにダメですっ、ああっ!」

吸い付いたまま、私は舌で乳首の上を往復する。

男の子でも、乳首って感じるんだ・・・。

るー君が感じてくれることに嬉しくなった私は、何度も舌で乳首を刺激する。

くちゅっ、れろれろっ、ちゅっ。

「ふああぁっ!」

今度は左。

「やっ!やあぁっ!」

時々吸ったり、軽く甘噛みしたりしてみる。

ちゅっ、ちゅーーっ、ぺろっ、こりこり。

「うはああぁ!」

私が何かをする度に、るー君は私の頭を強く抱きしめてあえぎ、全身の筋肉が緊張と弛緩を繰り返す。
皮膚が快感に慣れてしまわないよう、一定の時間ごとに左右の乳首を往復する。
そしてその度にるー君は感じてくれる。

「るー君・・・。」

しばらくるー君の胸を味わった私は、顔を上げて、言った。
るー君は、肩で息をしている。
私はるー君の腕に引っかかっていたシャツを脱がせ、その下の半ズボンに手を当てる。

「こっちも、脱いで・・・。」

「だっ、だめですよっ。そんな・・・」

驚いたるー君が、上半身を起こす。

「私も脱ぐから。これだったら恥ずかしくないでしょ?だから、脱いで・・・。」

そういうと、私はパジャマのボタンを外しはじめた。
ひとつ、またひとつと、ボタンを外してゆく。

「わわっ!」

るー君はあわてて手で目を覆う。

うわ〜、恥ずかしい。めちゃくちゃドキドキする。
いままで男の子に裸を見せたことなんかないし。
しかも自分から脱ぐなんて・・・。

「なんで目を隠すの?私はキミに見て欲しいんだよ?」

「お、女の人の裸を見るなんて、できないです・・・」

るー君はふるふると首を横に振る。
その間に、私は履いていたズボンと下着を、一気に脱いでしまう。

「私の裸なんか、見たくない?」

るー君はさっきよりも、もっと激しく首を振る。

「じゃあ・・・見て・・・。」

私はるー君の手を、顔から離した。
るー君の瞳が、私を見つめる。

「えっ、英子さん・・・きれい・・・・・・」

私は嬉しくなって、るー君を強く抱きしめた。
ちょうど、胸に頭を抱えるような状態になる。
でも、私のひかえめな胸のおかげで、るー君の呼吸は大丈夫だ。
・・・ちょっとフクザツ。

「じゃあそろそろ、いいかな。」

「えっ」

私はるー君の半ズボンに手をかけた。

「ああっ、だめですっ!」

あわてて私の手を押さえるるー君。
身体の支えがなくなり、上半身が再びベッドに倒れ込む。

「るー君私の裸見たくせに、そんなこと言うんだ・・・」

「えっ?」

るー君の手が、少し緩む。

「私すっごく恥ずかしかったのに・・・、それでも我慢して脱いだのに・・・・・・」

「うぅっ・・・。」

あきらめて、私の手を離するー君。
私はズボンのボタンを外すと、ジッパーをゆっくりを下げていく。

「あぁ。」

るー君は恥ずかしさのあまり、顔をそむけている。
ジッパーが下がりきって、私はズボンを下げた。

「あ・・・」

るー君の真っ白なパンツが見える。
私はそのまま、パンツを脱がそうとする。

「やっぱり、だめぇっ!恥ずかしいです!」

るー君は再び私の手を押さえる。
それにかまわず、私は一気にパンツを下げた。

「きゃうっ!」

るー君は悲鳴を上げて、大事なところを両手で隠す。

「ごめんね、るー君。私もう、抑えがきかない・・・。」

そう言うと私は、るー君の脇腹にキスをした。
何度も。執拗に。

「あくぅっ・・・。」

くすぐったさで、るー君の力が一瞬抜ける。
その瞬間をねらって、私はるー君の腕を取り、ベッドに押さえつけた。

るー君の手で隠されていたところが、あらわになる。

うわぁ、た、勃ってる・・・。
そ、そりゃそうだよね、あれだけいろいろしたんだから。

「英子さん、は、恥ずかしい・・・。」

涙目のるー君。

「るー君、かわいいよ。」

るー君はよほど恥ずかしいのか、真っ赤になって目をつぶっている。
そしてそのるー君にとって一番恥ずかしいところは、脈拍にしたがってぴくぴくとふるえている。

とりあえず、顔を寄せてみる。

うわ〜、男の子のおちんちん、はじめて生で見ちゃった・・・。
インターネットで外人の男の人のなら見たことはあるけど、それとは全然違う。
ネットで見たのは、なんていうかちょっと怖い感じがしたけど、るー君のはなんだかかわいい。
まだかむってるし、色も白い。
るー君の身体に、ちょうど合っている感じだ。

「え、英子さん、おねがい・・・。そんなに、見ないでください。」

るー君は恥ずかしさでふるえている。

・・・触ってみたい。

でも私の手は、いまるー君の腕をつかんでいる。
離したらまた隠してしまいそうだ。

と、いうことは、私がここに触るには・・・
く、口しかないよねえ、やっぱり。
でも、いきなり口っていうのは・・・いくらなんでも・・・
でも触りたいし・・・もう我慢できないし・・・るー君、いいよね?

私はるー君のそこにゆっくりと顔を近づけていく。

るー君、本当は私、こんなにえっちな女じゃないんだからね。
るー君がいけないんだよ。
るー君が・・・可愛すぎるから・・・・・・。

るー君のそこに、頬を寄せてみる。

ぴとっ。

「ふわっ!」

るー君のそこがはねる。

私はそのまま頬を動かして、その感触を確かめる。

「ふわっ、ああっ!」

るー君は腰を動かして逃げようとするが、私が両腕をつかんでいる上に脇で太ももをしっかりと固定しているので、まったく逃げることができない。

頬に触れるるー君のそこは、すっごく熱い。
私のほっぺも相当熱いはずなのに、そのほっぺよりもさらに熱く感じる。

そしてついに、私はそこに唇で触れてみることにした。
るー君の先端にゆっくりと唇を近づけてゆく。

うわ〜、き、緊張するよぉ。

あと3センチ、2センチ、1センチ。

どきどきどきどき

・・・ちゅっ。

びくん!

「ああぁっ!」

さっきよりもひときわ大きい声で鳴くるー君。

今度は幹の所にキスをする。

ちゅっ。

ぴくん!

「はうぅっ!」

ちゅっ。

ぴくん!

「ふあぁっ!」

・・・なんだかおもちゃみたい。
それじゃあ、こーしたら、どうなるのかな?

・・・はむっ!

「ふああぁっ!」

先端を口に含む私。
そしてそのまま、唇を動かす。

はむはむっ!

「ひううぅっ!」

あむっ、はむはむっ!

「ひいいぃっ」

・・・ぺろっ。

「ふ、ふああぁぁんっ!!」

びくびくびくっ!!

「わわっ!」

驚いた私は、とっさに顔を離した。
痙攣と共に、先端から粘性の液体がほとばしる。

び、びっくりした〜。
もしかして、イったの?

るー君のそこは、まだびくびくしている。
私は飛び散った液体に触れてみた。
ぬるぬるしている。
やっぱり、イッたんだ・・・。

・・・うれしい。
るー君がイった。
私が、るー君を絶頂に導いたんだ。

唇に少しだけついた、るー君の精液を舐めてみる。
なんか、えっちな味がする・・・。
何とも形容しがたいけど、みんなが言うほど変な味じゃない。

「え、英子さん、ご、ごめんなさい・・・・」

るー君の目を見る。
潤んだ瞳。今にも涙がこぼれそうだ。

待っててね、るー君。
もっともっと、狂ってしまうくらい気持ちよくしてあげる。

私はるー君の両手を離した。
るー君も、もう隠そうとはしない。
そしてそれまで自分が口に含んでいたペニスに手を触れる。

「あうっ!」

それだけで、るー君のペニスがビクッと反応する。
私はそれを、どこかで見たように上下にしごいてみた。

「ああっ、だめですっ、イッたあとは、びっ、敏感になってっ、ひあぁ・・・」

私は何度か上下させたあと、その手をだんだんしたに下ろしていった。

「だっ、だめですっ!そ、それ剥いたら、感じすぎちゃいます!」

るー君が動揺している。
でもそれにかまわず、私は一気に皮を剥き下ろした。

「えいっ。」

にゅるんっ!

「ああっ!!」

そのまま私は、顔を近づけてみる。
赤に近い、綺麗なピンク。
しみ一つないそこは、私の唾液と自分が出した液体でぬるぬると光っている。

・・・なんだか宝石みたい。

私はだんだんと、口を近づけていく。
私の息がそれにかかるたびに、るー君のそこは反応する。

「おねがい・・・そこだけは、や、やめて・・・。」

るー君が涙目で訴える。

でも・・・、やめられないよ・・・・・。

ぱくっ!

「きゃああああああぁ!」

るー君が絶叫する。

「ぃやああぁ!おか、おかしくなっちゃ、うあああっ、だめえええええ!」

るー君はとっさに腰を引こうとするが、私は手を腰に回し、それを許さない。

「ほ、ほんとにおかしくっ、あっ、ひいいいぃっ!」

私は敏感な部分を痛くしないよう、舌にたくさん唾液を乗せて、優しく舐める。
亀頭を上顎と舌の間で挟み、舌を何度も動かして、裏側を刺激する。

「うああああぁっ!そ、それだめえええぇっ!」

腰を固定されたるー君は、上体をくねくねとよじって、耐えようとする。

れろれろれろ。

「ああああぁっ、ひああああっ。」

るー君はあまりの快感に、無意識的に手で股間を覆おうとする。
しかしそこには私の頭があり、手で隠したいところは私の口の中にある。
結果として、るー君は私の頭を何度も何度も、強くなでる事しかできない。

んっ、あむっ、るぶるぶ・・・。

「んあああぁっ、やっ、やああぁぁぁっ!」

首を何度も振るるー君。
もう言葉を紡ぐ事もできないようだ。
私はるー君の先端だけを口に含み、舌で思いっきり舐め回した。

「きゃううぅぅっ!!らめっ、またっ、い、イッちゃ、あううぅぅぅっ!!」

るー君が私の頭を抱えるて身悶える。そして・・・

「んあああああああぁぁぁっ!!!」

弓なりになって、はじけた。
飛び出た精が、勢いよく私ののどをうつ。

んっ、ん・・・こくっ。

・・・・・の、飲んじゃった。

でも、もうそんなことは気にもならない。

この子が欲しい。
目の前にいるこの可愛い少年を、自分のものにしたい。
私の全身で、るー君の身体を感じたい。

私はイッたあとの余韻で荒い息をつきながらぽーっとしているるー君の上にまたがり、膝立ちになる。

私が何を使用としているのか察したるー君の瞳に、驚きと怯え、そしてほんの僅かながら期待の表情が浮かぶ。

「え、えいこさん・・・」

「るー君、大好きだよ・・・。」

一向に硬さが衰えないそこを手で固定して、私はだんだん腰を下ろしてゆく。

・・・あっ、先端が触れた。

るー君そこも私のここも、もうぬるぬるになっている。

にゅむ。

あたまの所が、入ってくる。

あぁ・・・るーくん。

私は一気に腰を下ろした。

ちゅぷっ!

「「ふあああああぁぁん!!」」

私とるー君、両方の声が響き渡る。

なっ・・・、こっ、これ、きもち・・・よすぎっ・・・・・。

入れただけで、軽く・・・イってしまった。

「は、入った、よ・・・。」

快感で声を上げてしまいそうになるのを必死で押さえ、かろうじて、震える声をしぼり出す。
夢の中だからだろうか、痛さは全く感じない。

「あぁっ、うあぁぁ・・・。」

るー君は私の中の感触に、信じられないといった表情で二人の結合部を見つめている。

「ああ、るー君、気持ちいいよ・・・」

全身に快感の電流が駆けめぐる。
それまでるー君の身体をせめることで高ぶった気持ちが、その快感に拍車をかける。

「ああっ、入ってくる・・・、英子さんの・・・快感が・・・・・・入ってきます・・・。」

そうか、るー君、この快感を吸収してるんだ。

「あぁっ、二人分、か、感じすぎっ・・・。」

るー君は、おそらく自分の快感と私の快感、両方を感じているのだろう。
入ってくる快感を受けきれずに、私の下で悶えている。

こうして、ただつながっているだけで、快感が私をせめたてる。
・・・ああ、だめ。
じっとしてると、どうにかなってしまいそうだ。

耐えきれずに、私は身をよじった。

「「くああぁっ!!」」

いままでよりも、さらに大きな快感が背筋をつらぬく。

「ふあっ!や、やめて、英子さんっ!なかでこすれるっ!」

そんなこといわれても、私にはどうしようもないよぉっ!
わたしだって、もう気持ちよすぎて耐えられないくらいなんだから。

「るー君、う、動くよ・・・。」

そう言うと私は、るー君の胸に手を置いて、ゆっくりと、前後に動き出した。

「うっ、ううっ、うごいちゃ、だめっ、だめええっ!!!」

「だめっ、るー君、こっ、腰が勝手に、動いちゃうぅっ!」

だんだんと、動きが早く、激しくなってゆく。
腰から下が、まるで溶けてしまったかのようだ。
過剰な快感を送ってくるだけで、全然制御がきかない。

「う、うごいちゃっ、だっ、うやあああああっ!」

「るー君いいよぉっ、ああ、よ、よすぎて、腰がとまんないよぉっ!」

そう。止まらない。
まるで何かにとりつかれたように、身体が勝手に動いてしまう。
もう何にも考えられない。

「ああっ、ああっ、いいっ、いいよぉっ。」

「やあっ、またっ、またイっちゃうぅっ、だめぇっ!」

表情が、せっぱ詰まったものになる。

「うっ、うあああああっ!」

私の中で、るー君が3回目の絶頂を迎えた。
なかでビクビクしているのが分かる。
でも、私はそんな事おかまいなしに腰を動かし続ける。

「だめえええっ、い、イクのががとまんないいいいぃっ!」

「ごめんねっ、わたしまだっ、もうちょっと、もうちょっとだからぁっ!!!」

「英子さんっ、しんじゃうっ!ぼくっ、しんじゃううよぉっ!!」

「「あっ、あぁっ、ふあっ、あああぁっ!!」」

私の部屋に、二人のユニゾンがこだまする。
るー君はさっきから、私の下で痙攣し続けている。

「るーくんっ、るーくんっ、るーくんっ!!!」

「えーこさんっ、ああっ、えーこさんっ!!!」

腰を動かすたびに、全身を走る快感が、エスカレートしていく。
何かが、背筋を駆け上ってゆく。

「るーくん、イっちゃうっ、イっちゃうよぉっ!!!」

「ぼっ、ぼくもっ、またっ、きちゃうぅっ!」

私は胸についていた手をのばし、るー君の手を握った。

「だいすきだよっ、るーくんっ、だいすきだよおぉっ!」

「ぼくもっ、ぼくもだいすきですぅっ!!」

そして、るー君の唇と、私の唇を重ねる。
その瞬間、

あっ・・・・・。

「「ふああああああああぁぁぁっっ!!!!」」

すべてが、真っ白になった。

 ・
 ・
 ・

きらっ、ちかちかっ。

なんだかまぶしい。
窓から射し込んだ日の光が私の顔を照らしている。

ああ、もう朝か〜。
もうそろそろ起きないとな〜。
でももうちょっと寝てたい気もするな〜。
う〜ん、微妙だな〜。

・・・よしっ、起きよう。

私は布団をがばっとはねのける。

それにしても、昨日は変な夢見たなぁ。
とても人に言えないような、すっごくえっちな夢。
たとえ彼氏がいなくても、そこまで飢えてはないはずだったんだけどなぁ・・・。
夢で見たって事は、私にああいう願望があったってことなんだろうか。
あ〜、もしその道にはまっちゃって、犯罪者になったりしたら、どうしよう。

でも、なんだかすっごく気持ちよかったなぁ・・・。

・・・ま、いっか。
しょせん夢は夢だ。
さて、起きよう起きよう!

起きあがろうと、ベッドに手をつく私。

ふにっ。

・・・ん?!

私の手が何かに当たる。

え〜っと、めがねめがね。

枕元に置いた眼鏡をかける。

・・・。
・・・・・。
・・・・・・・。

あ〜〜〜っ!?

そこには、私が夢の中で会ったはずの、可愛い男の子が寝ていた。
すやすやと、気持ちよさそうな寝息を立てて。
「第1話」 おわり

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