〜森の少年と海の生き物〜

森の少年物語 外伝 作 長月
とてとてとてとてっ。

「うわ〜っ、海だ〜〜!!」

夏の日差しが照りつける砂浜を、一人の少年が目をキラキラさせて走りまわる。

「わ〜っ、うっわ〜〜っ!!」

少年の名はフォル。
普段は森に暮らす、キツネ族の男の子だ。

「キツネ族」と言っても、頭に大きな耳が、おしりにふさふさのしっぽがついているだけで、あとは人間とさほど変わらない。

「おねーちゃん、ほらっ!海っっ!!」

「わざわざ言わなくても、見りゃ分かるわよ。」

そして、その少年に呼ばれて気だるそうに答えた少女は、フォルの姉、フィリアである。

「ったく、なんであたしがコイツの面倒見なきゃなんないのよ・・・。」

フィリアはなにやらぶつぶつとつぶやき始めた。

「ほんとだったら今頃はオーリュ君と、ふたりっきりでらぶっらぶなばけーしょんを過ごすはずだったのにぃ!」

オーリュとは、フィリアの片思いの男の子である。

「そして、夕日が沈む砂浜でいつしか二人は見つめ合い、『フィリアちゃん、僕、前から君のことが・・・』『オ、オーリュ君・・・』徐々に二人の唇は近づいて・・・あぁ〜〜〜っ!」

限りなく膨らむ、思春期の妄想。(ゴメンナサイ)
フィリアは完全に自分の世界に入ってしまっている。

「それが、何であんたなんかと来なきゃいけないのよっ!」

びしっ!とフォルをにらむフィリア。

「あ〜っ!お姉ちゃん、貝がらっ!貝殻があったよ〜!!」

「って、聞いちゃいねーし・・・。」

フィリアは毒気を抜かれたように、大きなためいきをつく。

「さあさあ、はしゃぐのもいいけど、さっさと水着に着替えないと泳げないわよ。」

「は〜〜い!!」



・・・そして、海の家。

「おねーちゃん、ま〜だ〜?」

すぐに着替えを終え、浮き輪も膨らませてしまったフォルは、姉が入っている更衣室の前で、退屈そうに砂をいじっている。

「年頃の乙女はいろいろ大変なのよっ。」

「も〜、ぼく、先に行っちゃうよ〜?」

「あ〜、勝手に行きな〜。・・・あっ、ちょっと待った!」

「な〜に〜?」

走り出す寸前に呼び止められ、不満そうに答えるフォル。

「これ、ここだけ塗ってって!」

なにやらクリームの入ったビンをフォルに渡し、たいして露出の多くない背中をさし出すフィリア。
どうやら日焼け止めを塗ってほしいらしい。

「は〜〜い・・・。」

ぬりぬりぬりぬり。

「これでい〜い?」

「んっ、ありがと。もう行っていいわよ。」

「わ〜〜〜〜〜い!!」

たったったったった。

「あんまり遠くに行くんじゃないぞ〜。」

 ・
 ・
 ・

じゃばじゃばじゃば〜〜!

フォルは初めての「海水浴」という行為に、大はしゃぎで泳ぎ回っている。
・・・もちろん浮輪につかまって。
そして、そんな泳ぐことに夢中のフォルが、砂浜にたてられた「この先遊泳禁止」の立て札に、気付くはずはなかった。

ぷっかぷっかぷっかぷっか。

「るんる〜ん、海って楽しいな〜♪」

力一杯泳いで少し疲れたフォルは、浮き輪につかまり、波に身を任せている。
そんなフォルの前を、何かの影が横切った。

「あれっ?いまの、なんだろう?」

フォルは顔を水の中に入れ、その影を見る。

「あ〜っ!タコさんだ〜〜!!」

そこにいたのは、一匹のタコだった。
タコは人を見ても逃げだすことなく、フォルの目の前でやる気なさそうに漂っている。

「えへへ〜、タコさんこんにちわっ。」

フォルはタコに向かってぺこりとおじぎをした。

なにやら声を発しながら自分に向かってくるフォルに興味を示したのか、タコはそれまでとはうって変わって、人なつっこくフォルに近づいてゆく。
新しい遊び相手が見つかって、フォルは大はしゃぎだ。

「タコさんぷにぷに〜♪」

タコの頭を指先でつっつくフォル。
そんなフォルの腕に、タコは自分の足を絡めてきた。

「わ〜い、タコさんとおともだちー!」

フォルはそれを握手と受け取ったのか、タコの足ををつかんで上下に振る。
ところが、タコはそのままフォルの腕にすべての足を絡ませると、だんだんと上の方にのぼってきた。
ぬめぬめとしたタコの触手が、フォルの腕の内側をくすぐる。

「ふぇっ?なにっ?タコさん」

タコが何をしようとしているのか分からないフォルに、にゅるにゅるとしたくすぐったさが襲いかかる。

あきらくんの小部屋」のちゅぱんさんよりいただきました

「きゃははっ!タコさん、くすぐったいよぉ〜」

その言葉が分かっているのかいないのかはともかく、タコはどんどん上に登ってゆく。
そしてついに、フォルの肩の上にまで到達してしまった。
フォルとタコの視線が、交差する。

「あ〜、くすぐったかった。タコさんダメだよ、こんないたずらしちゃ。」

その言葉を聞いたタコは、今度は下の方に動き始めた。
・・・フォルの、胸に向かって。

「ふわっ!?だっ、ダメだよタコさん、あっ、あははははっ。」

あまりのくすぐったさに、足をバタバタさせるフォル。
辺りに大きな水しぶきが飛び散る。

「だっ、ダメだって言ってるでしょ、も〜〜!」

フォルはタコの頭をつかんで、強引に引き剥がそうとする。
しかし、かよわい少年の力で、無数の吸盤によって強力に張り付いているタコの身体を剥がせられるはずはなかった。

「ふみゅ〜、吸いついてはなれないよぉ〜。」

タコを無理矢理引っぱったことで、フォルの肩から胸にかけて、白い滑らかな肌に綺麗なピンクの水玉模様が付いていた。

フォルに引っ張られて一度は動きを止めたものの、身体から手を離されたとたん、タコは何事もなかったように動き始めた。

「きゃははははっ、ちょっと、まっ・・・、あっ、あはははは!」

タコを引き剥がすこともできず、フォルはもはや手足をバタつかせて耐えるしかなかった。
どうすることもできなくなったフォルの身体の上を、無数の触手が身をくねらせながら這い回る。

「あははっ、あはははっ、だめっ、このままじゃぼく、笑い死んじゃうよ〜〜!」

フォルの発したその言葉に何の反応も示さず、タコは触手を動かし続ける。

「ふわっ!!」

そしてタコの触手がフォルの胸のある部分に触れたとき、フォルは突然、それまでとは明らかに違った音色の声を上げた。

「い、いまのなにっ?・・・ひゃんっ!」

触手がその上を行ったり来たりするたびに、フォルは悲鳴を上げ、身体が跳ねあがる。

「あっ、そっ、そこは、ダメだってば・・・。」

それがどういうことかはまだ分からないフォルも、その部分がもたらす感覚に、本能的に抵抗しようとする。
しかし、そんなフォルの反応に気をよくしたのか、タコはそこを、集中的に嬲り始めた。
8本の触手が、フォルの2つの突起を何度も何度も舐めまわす。

「きゃうぅっ、な、なんか、変なかんじぃ・・・。」

触手が徐々に固くなってゆく突起の上を行き来するたびに、今まで感じたことのないようなゾクゾクとした感触が、フォルの身体に襲いかかる。

と、しばらくフォルの突起を責め続けた触手が、突然その動きを止めた。

「はぁ、はぁ、タコさんひどいよぉ・・・。」

ようやく息を付くことが出来たフォルは、自分の胸に張り付いているタコに涙目で抗議する。

しかし、タコは再び、胸の突起に向かって触手をもちあげる。
またさっきのがはじまる・・・そう思ったフォルは、とっさに身を固くしてあの感覚にそなえようとした。
しかし、触手はそのまま突起のすぐ上で止まると、吸盤の一つを、ゆっくりと近づけ始めた。

「えっ?えっ?ええっ!?」

タコがなにをしようとしているか理解できないまま、素っ頓狂な声を上げるフォル。
タコは、フォルのそんな気持ちなどお構いなしに、嬲られ続けて敏感になっている突起に、勢いよく吸いついた。

ちゅっ!

「きゃうぅっ!!」

突然のことに悲鳴を上げるフォル。
タコは吸盤に突起を吸いつかせたまま、ゆっくりと触手を引っ張りはじめた。
触手につられて吸盤も引っ張られ、突起を吸う力が一層強くなってゆく。

「あぁ〜、ひ、ひっぱっちゃだめぇ〜!」

柔らかだが弾力のある触手がピンと張り、突起を吸い上げる力も上がってゆく。
そして、それが限界にまで近づいたとき、

ちゅぴっ!

「うきゅぅっ!!」

さっきまでとは比べものにならないくらいの感触と共に、吸盤が勢いよく外れた。

「やあぁ・・・タコさん、なんでこんなことするのぉ・・・。」

タコの意図が全く分からないフォルが、力無くつぶやく。
しかし触手は無情にも、再びそこに吸盤を向かわせる。
しかも、今度は両方の突起に向かって。
その動きはゆっくりながらも、それを見つめることしか出来ないフォルには逆に、再び身体を襲うあの感触に対する怯えを、増幅させるだけだった。
そしてようやくそこにたどり着いた吸盤が、またしてもフォルの乳首に吸い付く。

ちゅぷちゅぷっ!

「ひやあああっ!」

そして、タコはさっきと同じように触手を引っぱりはじめた。

「あうう〜、タコさんもうやめてぇ〜。」

泣き声を上げるフォル。
しかしフォルの懇願もむなしく、またその時はやってきた。

ちゅぴっ、ちゅぱっ!!

「きゃううぅ〜〜!!」

フォルがひときわ大きな上げる。
にもかかわらず、タコはまだまだ満足しないとでも言うように、その行為を何度も繰り返す。

ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅぱちゅぱっ!!
フォルの大きな耳に、淫らな音が響き渡る。

「タ、タコさん、やめてぇ〜、なんか、へんになっちゃうよぉ〜!」

それまでの刺激と吸盤による吸引で、フォルの突起はこれ以上ないくらいに固く盛り上がっていた。

「やあぁ、からだが・・・、からだがへんだよぉ・・・。」

これでもかというくらいフォルの突起を吸い続けたタコはようやく満足したのか、今度はその下に向かって動き始めた。

「やっ!そ、そっちにいっちゃだめだよ!」

とっさに、お腹を両手で押さえつけ、タコの移動を阻もうとするフォル。
しかし、くすぐられてすぐにゆるんでしまうフォルの手の下に、タコの柔らかい触手は簡単に潜り込んでしまう。

妖しくくねる触手が、フォルのお腹をくすぐりまわす。

「やあぁっ、タコさんもうやめてぇ・・・あ、あはははは」

胸をいじられ続けて敏感になったフォルを、今度は強烈なくすぐったさが襲う。

しかしタコは、お腹をそのまま通りすぎ、もっと下の方へ動いてゆく。
そう、今度のタコの目的は、フォルのお腹ではなく、その先にあるものだったのだ。

「だ、だめっ!そんなとこ入っちゃだめだよぉっ!!」

あわててパンツを押さえつけるフォル。
しかし、ぬるぬるとした体と強力な吸盤を持つ触手に今更そんなことをしても、すでに手遅れだった。

「やっ、なにっ?パ、パンツの中に入ってくるよぉ・・・。」

押さえるフォルの手の下で、タコは何本もの触手を海水パンツの中に潜り込ませる。

「やぁっ!たっ、タコさんのえっち〜!!」

そしてタコはついに、一本の触手がフォルの一番大事なところに到達した。
触手はフォルのそこに巻き付き、ゆるゆると動き始める。
今まで感じたことのないぬめぬめとした感触に、フォルは思わず身をよじる。

「ひぃっ!そこにさわっちゃだめぇっ!」

言ってはみたものの、タコがそれをやめるはずがないことは、フォルにももう分かっていた。
いままでの触手の責めで、まだ幼いフォルのそこは、限界にまで硬くなっている。

ようやくそこを探し当てたタコは、まるで獲物を見つけた捕食者のように一斉に触手を差し向けた。妖しくくねる何本もの触手が、それぞれ違った動きでフォルを責め立てる。
そして触手を覆っている粘液によって、そこは徐々にぬるぬるになってゆく。

しかしその動きは、まるで意図的にフォルをじらしているかのように穏やかなものだった。
決して吸盤で吸いいたりはせず、また激しくしごこうともしない。
絶頂に達することがなく、それでいて身が震えるほどの快感に、フォルの感度だけが加速度的に高まってゆく。

「いやぁ・・・なんか、にゅるにゅるするよぉ・・・。」

フォルの声からはいつもの元気が失われ、代わりに少しずつ甘いものが混ざってゆく。

「はぁ、はぁ・・・なんか、からだがへんだよぉ・・・。」

自分の身になにが起こっているのか分からず、ただただ悶え続けるフォル。
パンツの中では触手達が好き放題にうねうねと動き回り、目的の部分のみならず足の付け根やお尻の方まで、いたるところを舐めまわしている。
そうこうしているうちに、ただでさえぴっちりとした紺色の海水パンツの中は、触手で一杯になってしまった。
そんなパンツが邪魔になったのか、タコは触手を器用に使ってパンツをずり下げ始める。

「やっ、ぬ、ぬがしちゃダメぇ」

あわててパンツをつかむフォル。
しかし次々と送り込まれてくる触手と、それがもたらす感触のせいで、それすらもかなわなかった。
フォルの必死の抵抗もむなしく、ついにタコは海水パンツを完全に脱がせてしまう。
そして、完全に邪魔する物がなくなったフォルのそこへ、ゆっくりとタコの胴体が近づいてゆく。

ぬるり。

「ひいいぃっ!」

ぬるり。

「ひゃあぁぁっ!」

タコが少し動くだけで、敏感なその部分が刺激され、フォルが悲鳴を上げる。
そして何度目かの悲鳴の末、とうとうタコはフォルの小さなこわばりの上に、その体を持ってきてしまった。
フォルには相変わらず、タコがなにをしようとしているのか理解できない。
しかしその次のタコの行動によって、フォルは身を持って知ることになった。

にゅるるっ!

「えっ、なにっ!?」

フォルのその先端に、今までとはなにか違う感触が走る。
それは今までの、触手による舐めまわすような感触ではなく、吸い付かれるような、そしてそのまま吸い込まれるような、そんな感触だった。
そう、なんとタコは触手のつけねにある自らの口で、フォルの大事なところを飲み込もうとしていたのだ。

「なにっ?なんかはいっちゃう!ああっ、タコさんに食べられちゃうよぉ!!」

まとわりつくタコの体に隠されてその部分は見ることはできないものの、そこから受ける感触でこれからなにが起こるかを察するフォル。
タコに飲み込まれその部分からは、それまでとは比べものにならない強烈な快感が次々と送り込まれ、しかもその面積はどんどん拡大してゆく。

「やあああっ!!だめっ、だめええええぇっ!!!」

まるで毛足の長い高級な絨毯の様にタコの口の中に生えそろう繊毛の、その毛の一本一本が吸いつくように皮膚に張り付き、フォルのこわばりを責め立てる。
そしてそれが口の中を進むにつれ、繊毛は頭の部分を守っていた柔皮を、少しずつ剥いてゆく。

「ふあっ、めくれちゃうぅっ、めくっちゃだめぇ〜!!」

皮に守られてさえ、その快感は強烈すぎて受け止められないほどなのに、その最後の防御壁がなくなってしまったら自分は一体どうなってしまうのか。
激しい不安と焦燥感がフォルに襲いかかる。
しかし、その不安感が続く間もなく、こわばりが完全に根もとまで飲み込まれてしまったと同時に、頭を覆っていた皮も最後まで剥かれ切ってしまう。
そして、それまで沈黙していた繊毛が一斉にうねうねと蠢き始めた。

にゅるにゅるにゅるにゅる〜〜っ!

「きゃうううぅぅ〜〜〜!!」

タコの中を埋め尽くす柔らかい繊毛の一つ一つがその部分にまとわりつき、まるでそれぞれに固有の維持があるかのように、盛んにぞわぞわと舐め回す。

「うわああっ、おちんちんがっ、ぼくのおちんちんがぁ〜〜!!」

しかも、動きはそれにとどまらない。
その繊毛で満たされたタコの口自体がうねうねと波打ち、くねり、締め付けて、フォルの未熟なこわばりを容赦なく責め立ててゆく。

「ああああぁっ!なっ、なんかっ、なんかうごいてるよぉ〜〜〜〜!!!」

それまで経験したこともない異様な、そして強烈な快感に、フォルはあっという間に限界にまで高められてしまう。
そして、口の奥から伸びてきた触手にぺろりと一舐めされたフォルは・・・

「ふっ、ふあああぁぁ〜〜〜〜〜っ!!」

びくびくびくっ!!

小さな身体を大きく震わせて、絶頂に達した。

「ああぁ・・・・、う、うああぁぁ・・・・・。」

突然自分の身体を駆け抜けた生まれて初めて感じる強烈な感覚は、フォルにとって受容するには大きすぎた。
フォルの思考は一時的に麻痺し、焦点の合わない目で小さく呻いている。
そんなフォルに対して、タコはぴくぴくと痙攣するこわばりから精を吸い取ろうと、ちゅうちゅうと強く吸引しはじめた。

「きゅわぁっ!す、吸ってっ、あっ、ひいいぃ!!」

自分がイったことすら理解できないフォルは、絶頂によって惚けることすら許されずに、再び無理矢理覚醒させられる。

「すっ、吸ってるっ!ああっ、そんなに吸っちゃやらぁっ!!」

絶頂のただ中にあるそこを無遠慮に吸い付かれ、フォルの腰が大きく跳ねる。
しかしタコの期待に反し、フォルのそこから目的の液体が放出することはなかった。
そう、フォルの身体はまだ、精を作れるようになっていないのだ。
タコはしばらくの間吸引し続けていたが、いくら吸っても精のでないそこに、ようやくその動きを止めた。

「はぁ、はぁ、やっと、お、おわった、の・・・・?」

しかしほっとしたのも束の間、フォルにまだ精を作る能力がないということが分からないタコは、刺激が足りないせいとでも思ったのか、いまだに痙攣し続けているそこに再び口の中の触手を持っていくと、頭部を何度もれろれろと舐め始めた。

「あっ、またぁ・・・ひゃっ、先っぽなめちゃらめええぇ!!」

また、それまで止まっていた繊毛の動きも回復し、一度イった後で敏感すぎるほど敏感になっている性器を、先ほどと同じように、いやそれ以上に激しい動きでうねうねと刺激する。

「だめっ、だめえぇっ!つ、つづけてはダメだよぉ〜!!」

しかし、限界まで堅くなっているそこからは、一向に精が出てくる兆しが見えない。
そんなフォルに業を煮やしたのか、タコは1本の触手を、なんとフォルの袋の部分へとのばし始めた。

「ふやあぁっ!そこさわっちゃだめぇっ!」

タコはぬめる足で、袋を何度も何度もなでまわす。
しかももう一本の触手を後ろの方に回すと、今度はフォルのおしりの割れ目を、にゅるにゅると往復しはじめた。

「ひいいぃっ!いっしょにしちゃらめええぇ〜〜!」

余った他の触手も、太股やお腹、足の付け根や袋とおしりの間などで動きまわり、それぞれ好き勝手にくねくねとフォルの肌にまとわりついてくる。
またそんな間にもタコの口の中では繊毛がフォルにからみつき、ざわざわと蠢くのだ。

「なにこれえぇ〜〜〜、うああぁっ、ひいいいぃ〜〜〜っ!」

そのあまりの感触に、フォルの腰が主人の意志と関係なく、狂ったように暴れだす。
感度の高いポイントを一度に刺激されて、フォルの頭の中は完全にパニックになっている。

「はなれてっ!はなれてよぉ〜〜〜〜っ!!!」

自分の力では絶対にはがすことができないと分かっているにもかかわらず、タコの頭を強くつかむフォル。
しかし何の取っ掛かりもなく、ぬめぬめとした粘液をまとうタコと頭は、何度つかんでもにゅるんとフォルの手からこぼれてしまう。

そうこうしているうちに、今度はおしりの割れ目でうねうねと動いていた触手がその柔らかい先端で、ある一点を責め始めた。

「あっ、そっ、そこはぁっ!!」

あせるフォルを尻目に、触手はまるで円を描くように、そこを優しくなで回す。

「ああっ、そこだめっ!だめったらだめ〜〜〜っ!!」

フォルはあわてて両手をおしりに伸ばしたが、すでに手遅れだった。
上からどんなに押さえつけても、触手の動きは止まらない。
触手はさらにもう一本の触手を隙間から差し入れると、少し強めにこねまわす。

「ひいいぃっ、そんなとこくにくにしちゃだめだよ〜〜〜っ!!!」

前も後ろもタコの淫らな触手に責めまくられて、フォルはもう、なにがなんだかわからない。
絶頂に昇らされたまま降りてくることを許されず、にもかかわらず体の中を再び何かが駆け上ってくる。
そして、

「あっ、きゅああああぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!」

びくびくびくっ!!

先ほど達したばかりだというのに、再び絶頂を迎えさせられてしまうフォル。
しかも今度は、一向にタコの動きが止まる気配がない。

にゅるにゅるにゅる〜。

「ひゃうあああ〜〜〜〜っ!!」

絶頂の最中に、吸われながら舐められ、絡みつかれながら嚥下されたフォルは、その絶頂から降りてこられない。

「やああぁっ!こ、このままじゃっ、ぼくおかしくなっちゃうよぉ〜〜〜っ!!」

 ・
 ・
 ・

じゃば〜〜っ、ざざ〜〜ん・・・・。

『夕陽が・・・、きれいだ・・・・・・。』

『ええ・・・、ほんとに・・・・・・。』

人もまばらになり始めた砂浜に、少女が一人、たたずんでいた。
海面には傾きかけた太陽がオレンジ色の光の帯を浮かべ、きらきらと反射するその光は、全てのものを同じ色へと染め上げてゆく。

『・・・でも』

『えっ?』

少女のほほも、徐々に赤く染まってゆく。
しかし、それは夕陽のせいだけではない。

『君の方が、もっときれいだよ。』

『おっ、オーリュ君・・・・』

驚きで見開く少女の瞳が、少しずつ潤んでゆく。

『目、閉じて・・・・』

『・・・うん。』

少女は静かに目をつむると・・・

「ん〜〜〜。」

乙女ちっくな表情で、唇を突き出した。

「ああっ、オーリュ君っオーリュくぅん・・・。」

目を閉じたまま、自分で自分の肩を強く抱きしめるフィリア。
そんなフィリアの耳に、聞き覚えのある声が入ってきた。
見ると、半分ほど沈んだ夕陽を背に受けて、一人の少年がべそをかきながら海からあがってくる。

「おっ、おねぇちゃぁ〜ん・・・。」

「あっ、フォル!や〜〜っと帰ってきた。」

フォルはなぜか海水パンツを履いておらず、代わりになにやらうにょうにょした物体を股間にくっつけている。

「おっ、おねえちゃ、ぐすっ、こ、これっ、あひっ、とれなっ・・・うはあぁっ!」

身もだえながらも、何とか姉にこの状況を伝えようとするフォル。

「あっ、あんた、そんなとこになにくっつけてるのよ!」

フィリアは驚き半分、あきれ半分でフォルを問いつめる。

「なっ、なんか知らないけど、吸いついてはなれないの〜〜っ!」

涙目で声を上げるフォル。

「・・・ん?そう言えばさっき海の家のおっちゃんに貰ったパンフに・・・ああ、これこれ。」

かたわらに置いていたバッグをまさぐり、一枚の紙切れを取り出すフィリア。

「なになに?このタコはアカシミユタンダコと言って、魚類や海棲ほ乳類の精を吸って生きています。
人間の精も吸いますが、遊泳区間の外に出なければ襲われることはありませんので、ご安心下さい?」

フィリアは手にした紙切れとフォルの顔、そしてフォルの股間にあるものを交互に見比べる。

「どうせあんたのことだから、はしゃぎすぎて遊泳禁止のとこにでもいったんでしょ〜。」

「うう〜、そんなことわかんないよぉ〜。」

それよりも、早く何とかしてほしいと言わんばかりのフォル。

「でもおかしいわねぇ。一回精を吸えば離れるって、ここに書いてあるのに・・・。」

焦るフォルを気にすることなく、フィリアは少し首をかしげると、やがて何かを思いついたように弟の顔を見る。

「あ、あんた、まさかまだ出ないの?」

「でっ、出ないってなにが〜〜?!」

「あぁ〜、やっぱり。きっと吸えなくて意地になってるのね〜。」

ふたたびフォルの股間をまじまじと眺めるフィリア。

「どうでもいいからぁ、はやくっ、これはやくとってよ〜!!」

フォルはもう耐えられないといった表情で、その場に座り込んでしまう。
そんなフォルに、フィリアは素っ気なく言い放った。

「まあ、精を吸う以外、害はないって言うし、待ってればそのうちあきらめてはなれるでしょ。」

「そんなっ!すっ、すぐとってよぉ〜〜!」

せっぱ詰まった表情で、フィリアにすがりつくフォル。

「でもここに『ミユタンダコは雷が落ちても離れない』って書いてあるし、無理矢理取ろうとすると、きっとあんたのその小さいのまでとれちゃうわよ?」

「そっ、そんなぁ〜〜。」

がっくりと肩を落とすフォルの股間で、タコは我関せずといったように口と触手を蠢かし続ける。

うねうねうねうね・・・

「あっ、あんっ・・・ぁああっ!!」

にゅるにゅるにゅるにゅる・・・

「あうう〜っ、まっ、またぁ・・・。」

くにくにくにくに・・・

「うんっ、あっ、ひあっ・・・」

じゅるじゅるじゅる〜!

「ああ〜〜〜〜!!!」

びくびくびくぅっ!

 ・
 ・
 ・

ようやくタコがフォルの身体から離れたのは、翌日、フォルが35回目にイった後だった。

「もう海水浴なんか、ぜ〜〜ったい、行かないっ!」
「外伝」 おわり

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