山本賢治先生にインタビュー!! Q1 この作品をスタートする経緯について教えてください。 ブロッコリーさんが新しいカードゲームの企画を漫画と同時展開していただきたいという意向があり、チャンピオン編集部の方がが僕を推薦してくださったそうです。 まだゲームの方が漠然と世界観とシステムがあっただけなんで、スタジオオルフェの千葉智宏さんや担当さんを交えてストーリーを考えていきました。 最初は主人公リョウガが召喚するのはエレって女の子型のモンスターで、学校が舞台。ヒロインが二人もいてラブコメっぽい要素もありました(笑)。 このバージョンで3話ぐらいまで出来ていたんですが、「インパクトが弱い」「女の子モンスターだとアクエリアンエイジと被る」などの理由で、 ゼロからやり直そうと言うことになって、千葉さんが今の原型になるストーリーを考えてくださいました。 最初はリョウガの召喚モンスターは得体の知れないグチョグチョした怪物にしたかったのですが、担当さんのほうから「グロテスクであってもカッコイイと思わせるものじゃないと少年漫画として成立しにくい」との意見があって、 デザインで神宮司訓之さんに参加していただくことになりました。 そうして神宮寺さんから出たデス=レックス案を元に、今の方向性が定まってきたという経緯ですね。 Q2 先生もカードゲームはプレイされていたのですか? 友達でカードゲームをやる人は、結構いるんですが僕自身はあまり詳しくないんです。 カードゲーム的なアイディアや、ルールとの整合性については、知識のある千葉さんに教えてもらいながらやってます(笑)。 Q3 お気に入りのキャラクターやモンスターは? 好きなキャラクターは和(にぎ)タケシ。1巻に登場した数の数えられない少年です。モンスターはシーラニクティス。 デス=レックスはカッコイイんですが、描くのが大変なんで(笑)。 今の機界編では六反田シグマと五部リン。モンスターはバズ=コックスですね。昔から映画や漫画を読んでいても、悪役のほうに感情移入して読む方なもので。 彼らをどうやって華々しく殺せるかを考えている時が一番楽しいです(笑)。 Q4 先生が影響を受けた作品やお好きな作品は? 好きな漫画は手塚治虫先生の「どろろ」や石川賢先生の「魔界転生」です。この2本には多大な影響を受けました。 映画は「プレデター2」と「メリーポピンズ」。アニメだと劇場版の「ゴルゴ13」。音楽だとリップクリームの「クローズ・トゥ・ジ・エッジ」ですね。 Q5 最後に「カオシックルーン」について今後の展望を聞かせて下さい。 打ち合わせは千葉さんや神宮寺さんや、担当さんから色々なアイディアを出してもらいながら、最終的に僕の方でまとめていきます。 作画の方も沢山のアシスタントにサポートしてもらいながら作業しています。こういった人たちと共同で作品と作っていくのは初めての体験なので、すごく新鮮です。 最初は月刊誌と同じ間隔で描いていたために、なかなか週刊誌の作り方に慣れなくて苦労しました。どうも全体の構成や伏線のことばかり考えてしまって。 2巻目のあたりから、週刊漫画では毎週毎週インパクトを出して、出し惜しみせず全力投球するのが大切であるということに気づいて、ようやく吹っ切れました。 今は人気のほうも上がってきているようなので今まで以上にガンバらないと、と思っています。 あと僕は、この作品を怪獣漫画と思って描いているんですが、漫画で怪獣モノってジャンルの作品は、実はそんなに多くないんですよ。 作品の一部に怪獣が出てきたり、怪獣に関して語る漫画はあっても、怪獣が常に大暴れする漫画というと意外に少ないんですよね。 そういう意味で怪獣っていうのは映画向きの素材であって、あまり漫画向きの素材じゃないのかもしれません。 ですから他の人が、あまりチャレンジしてないジャンルだけに苦労も多いですが、遣り甲斐がありますね。